重曹クエン酸水が癌に効くはデマ?

重曹クエン酸水が癌に効くはデマ?科学的真偽を検証しました

学び
公開日時:2025/01/19
更新日時:2025/02/06

SNSやブログで広がる癌の代替医療のひとつに「重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸を摂取する」というものがあります。

癌になった不安や、辛い抗がん剤治療や副作用に苛まれる方々が、藁にもすがる思いで救いを求める中、ひとつの食事療法で「癌が消えた」「再発しない」などと言われ、奇跡的な民間療法に希望を持ってしまう気持ちもわかります。

しかし、この「重曹クエン酸水」の効果に科学的な裏付けがあるのか、本当に標準治療と比べ癌の治療に役立つのかは疑問視されています。

今回は「重曹クエン酸水」の効果と科学的根拠を、実際の医療論文を検証しつつ解説します。

重曹クエン酸水とは?

重曹クエン酸水は、その名の通り重曹(炭酸水素ナトリウム)と、クエン酸を水に溶かして飲むというもの。

それぞれの性質や一般的な用途を見てみましょう。

重曹(炭酸水素ナトリウム)

重曹は正しくは炭酸水素ナトリウムと言い、別名「重炭酸ソーダ」「ベーキングソーダ」と呼ばれます。

弱アルカリ性を示し、水溶性の結晶性固体ですが、溶解度はあまり高くありません。(20°Cで約7g/100mL)

酸と反応すると二酸化炭素を生成することから、この性質を利用し消火器に使われます。

また、高温に加熱すると、炭酸ナトリウム、水、二酸化炭素に分解され、パンや焼き菓子を膨らませる際にも利用されます。

重曹の主な用途
①食品添加物:ベーキングパウダーの主成分として、焼き菓子などの膨らし粉に使われ、また、野菜のアク抜き、さらに肉・魚のたんぱく質を分解して柔らかくするため肉料理の下処理にも利用されます。
②掃除用品:弱アルカリ性の性質を利用し、酸性の油汚れや焦げ、臭いなどが分解されます。
③医薬品:胃酸過多治療のための制酸剤(※重曹の過剰摂取により代謝性アルカローシスや電解質異常が報告されているため注意が必要です。)
④その他の用途:工業用、研磨剤、歯磨き粉として。

特性 詳細
化学名 炭酸水素ナトリウム (NaHCO₃)
性質 弱アルカリ性(pH値:約8.0〜9.0)
主な反応 酸と反応してCO₂を発生
主な用途 ベーキング、掃除用品、医薬品

重曹の健康効果として期待される効能

重曹は即効性の制酸剤として医学的文献でも言及されており、胃酸中和作用による症状緩和が認められていますが、その他にもいくつかの健康効果が期待されています。

運動パフォーマンスの向上

国際スポーツ栄養学会(ISSN)の実施したレビューによると、重曹の摂取は高強度の運動パフォーマンスを向上させる可能性が示されています。(※3)

口腔ケア

重曹は、口腔病原菌に対する顕著な殺菌作用を持つことが米国歯科医師会ジャーナルの資料により示されています。

口腔内のpHを調整し、酸性環境を中和することで、細菌の増殖を抑制する効果があるとのこと。

また、研究では他の研磨剤と比較して歯垢除去に優れており、虫歯予防、歯石防止、歯垢の減少などに効果があります。さらに生体適合性が高く、歯や歯茎へのダメージを最小限に抑えることができます。(※4)

※3 International Society of Sports Nutrition position stand: sodium bicarbonate and exercise performance
※4 Effect of baking soda in dentifrices on plaque removal

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クエン酸

クエン酸はレモンやライムなど柑橘類にも多く含まれる有機酸の一つです。

3つのカルボン酸基(※1)を持ち、酸性の性質を持ちます。

生物のエネルギー代謝プロセスにおいて生成される重要な化学物質です。

また、クエン酸は金属イオン(Ca²⁺、Mg²⁺など)と結合してキレートを形成します。この特性によって金属イオンが他の物質とくっつきにくくなり、金属イオンを洗い流したり除去することができます。(キレート作用 ※2)

この性質を利用し、水垢や金属汚れを除去する掃除用品として利用されています。

※1 カルボン酸基とは、炭素に2つの酸素と1つの水素がつながったもので、酢などの酸味や酸性の性質を作り出す物質です。
※2 キレート作用によるクエン酸の用途:例えば、水垢はカルシウムイオン(Ca²⁺)が原因できるため、クエン酸を使うと水垢を除去できます。またクエン酸は金属イオンを安定化させるため、飲料中のミネラル(カルシウムやマグネシウム)の沈殿を防ぐこと役割を持っています。

クエン酸の主な用途
①食品添加物:飲料水や菓子、ジャムなどに添加され、食品に酸味を加え、さらにpH調整剤として酸性度を適切に維持することによって、細菌やカビの繁殖を抑制し食品の保存性を高めます。
②医薬品:経口補水液や疲労回復のための成分として添加されます。(※ただし、その効果については研究がされており、明確な結論は出ていません。Link
③洗浄剤:金属イオンと結合してキレートを形成し、水垢や金属汚れを除去します。
④その他の用途:医薬品、化粧品など

特性 詳細
化学名 2-ヒドロキシ-1,2,3-プロパン-トリカルボン酸(C₆H₈O₇)
性質 弱酸性(pH値:約1.0〜3.0)
主な反応 金属イオンとのキレート形成
主な用途 食品添加物、医薬品、洗浄剤、健康補助食品

クエン酸の健康効果として期待される効能

抗酸化作用

クエン酸自体は強い抗酸化作用を持たないとされています。

しかし、他の抗酸化物質と組み合わせることで、活性酸素の抑制に寄与する可能性があります。

例えば、乾燥したミカンの皮の抗酸化活性に関する研究では、アスコルビン酸(ビタミンC)とクエン酸の組み合わせが抗酸化効果を高めることが示唆されています。(※5)

疲労回復効果

クエン酸がエネルギー代謝を助け、乳酸の分解を促進し、疲労回復に役立つとする説があります。

しかし、近年の研究では、クエン酸の外部摂取が直接的にクエン酸回路を活性化し、疲労回復に寄与するという明確なエビデンスは不足しています。

クエン酸は体内で十分に合成されており、外部からの追加摂取が必ずしも疲労回復に直結するわけではないとされています。

一方で、特定の条件下でクエン酸の摂取が疲労感の軽減に寄与する可能性を示唆する研究も存在します。

例えば、運動後にクエン酸を含む有機酸を摂取したグループで、尿のpHや疲労度の指標に改善が見られたとの報告があります。(※6)

※5 陳皮の抗酸化・ラジカル消去活性におけるアスコルビン酸とクエン酸の補完・協同作用について
※6 各種有機酸類による疲労回復促進効果

重曹クエン酸水が癌に効くと言われる根拠

ここまで、重曹及び、クエン酸の個々の性質や用途・効能を見てきました。

それぞれ食品添加物として様々な用途として利用されていることがわかります。

また両者とも食品や医療品として広く使用されており、適量であれば人体に無害です。

さて、そのような重曹とクエン酸ですが、「重曹クエン酸水が癌に効く」とSNSや一部のサイトで少なくない人が喧伝しています。

このにわかに信じがたい奇跡的な言説には根拠はあるのでしょうか?

ここからは「重曹クエン酸水が癌に効く」説の背景や、科学的なエビデンスを探ってみたいと思います。

「クエン酸は自然界の万能薬」は陰謀論?

クエン酸は自然界の万能薬は陰謀論?

この言説を謳っている方々が頻繁に引用しているクエン酸の話題で、下記のようなものがあります。

武見「あの酸っぱさは『クエン酸』といって柑橘系のレモンやユズがそうだが、身体に良いことは間違いないね。クエン酸は人体に一日に必要な摂取量が2~5g、レモンだと最低1個、梅干で4個分かな、ほとんどの病気はミトコンドリアにとって毒素になる乳酸が溜まって血液や細胞、体液が酸性になっていくのが原因だから、これを弱アルカリ性に変えることができれば予防と治療にはかなり効果的なんだよ。それができるのはクエン酸だけで、自然界の万能薬だね」

黒木「それはいいことを聞きました!では、予防医学と健康維持にはJAL乗務員もクエン酸を多めに摂取するようにすれば良いのですね。さっそく社内報で流しましょう」

ドン武見は即座に手を横に振って話を遮った。「いやいや、それはダメ! クエン酸が世に広まったら我々医者や病院、製薬会社も廃業だよ。クエン酸が一番良いのはわかっているが、どこでも手に入る上に安すぎて……商売にならない。医者が要らなくなって、とんでもないことになるからね!」

これは、元日本医師会会長の武見太郎氏が語ったとされる言葉ですが、ライターの主観的な記述のようなので武見氏のこの発言の真偽は不明です。

もちろん、クエン酸は生物の代謝において重要な物質であるので必ずしも誤りとは言えませんが、だからと言ってクエン酸があらゆる病気を治す万能薬であるかのように引用するのは危ういと思います。

「アルカリ化が癌を抑える」は本当か?

アルカリ化

癌細胞は酸性環境で増殖しやすいとの考えから、アルカリ性食品を摂取することで体内をアルカリ性に保ち癌の進行を抑制できるとする説があります。

いくつかのクリニックや、医師の書いた書籍では、そのような「体内環境のアルカリ化が癌の抑制に寄与する」可能性について言及しています。

京都大学名誉教授の和田洋巳医師は、アルカリ化食を中心とする独自のアルカリ化療法で進行がんの患者を数多く寛解に導いたと語っており、食品が尿のpHに与える影響を元に、アルカリ性食品の摂取が体内環境をアルカリ性に傾け、がんの抑制に寄与する可能性があると述べています。(※7)

「アルカリ化食」の提唱者である水道橋内科クリニック院長、浜口玲央氏は、癌の発生や増殖・進行に体内の酸性化が関わっているとし、「アルカリ化食」の実践で癌患者の生存期間が大幅に伸びたとされる研究結果も示しています。

「がん細胞は糖質を用いた『解糖系代謝』により増殖します。この働きは酸性物質を生み出してがん細胞を取り巻く環境を酸性化することでがん細胞を活性化させるという特徴がある。そのため、体が酸性であればそれだけがん細胞に有利に働き、反対にアルカリ化すればがんの増殖進行を抑えられる。加えて、酸性体質は抗がん剤が効きづらいことも明らかになっています。薬剤ががん細胞の中に取り込まれるのを阻害し、化学療法の効果が得られにくくなるのです」
(中略)
「ほとんどの人の尿のpH値は弱酸性の5~6。一方で、体をアルカリ性にする『アルカリ化食』を実践している人は7~8になる。pH値が7を超えると、がん患者の生存期間が大幅に延長するという研究結果があります。体の酸性化が悪影響を及ぼすのは、どの部位のがんでも変わりません」–浜口玲央氏

「重曹を用いたアルカリ化食」の効果についてより具体的に言及しているがん治療認定医師の方のサイトもあります。

がんは、正常細胞とは異なる環境、つまり、がん微小環境(Tumor microenvironment)を形成しています。がん微小環境の大きな特徴は、解糖系の亢進と主にNa+/H+ポンプによるがんの細胞内アルカリ化と細胞外酸性化でした。がんの細胞内がアルカリ化し、細胞外が酸性化することで、がんが生存しやすい環境となり、がんを排除するための免疫細胞や治療薬の効果が弱まることがわかっています。
(中略)
アルカリ化療法は、アルカリ化作用があるアルカリ化食(アルカリンダイエット)をベースにして、上手に重曹を組み合わせてアルカリ化の効果を高めることを目指した方法です。

このようにアルカリ性食品を摂取することで、癌の予防や治療に対して効果的であると主張する書籍やサイトは少なからず存在するようです。

ただ、いずれもアルカリ性物質の摂取が癌細胞周辺の酸性化を改善できるという明確な証拠を提示しているわけではなく、端的に「植物性の食材を多く摂り、精製肉、乳製品、また加工されていないものを控える」ことで、体内をアルカリ性に保ち、酸性環境下の癌を抑制する可能性を示唆しているに過ぎません。

したがって、アルカリ性食品の摂取や体内のpHバランスの調整が、がんの予防や治療に効果的であるという科学的な証明には至っていないのが現状です。(※8-9)

ただし、アルカリ性の食事が多くの慢性疾患の罹患率と死亡率を下げる可能性があることは様々な研究で示されており、野菜や果物中心の食事が健康に良いというのは間違いではなさそうです。

アルカリ性の食事で果物や野菜を多く摂取すると、K/Na 比が改善され、骨の健康に良い効果があり、筋肉の消耗が減り、高血圧や脳卒中などの他の慢性疾患も緩和される可能性があります。

※7 医師が教える「がんを抑える食べ物」と「控えた方がいい食べ物」を見抜く基準
※8 The Alkaline Diet: Is There Evidence That an Alkaline pH Diet Benefits Health?
※9 Systematic review of the association between dietary acid load, alkaline water and cancer

重曹クエン酸水が癌に影響を与えるかを調査した研究の有無

重曹クエン酸水の医学論文 - PubMed

結論から言うと、現時点で重曹クエン酸水が明確に癌に有益であることを立証した文献はありませんでした。

しかし、ある研究では、重曹が腫瘍内乳酸アシドーシスを標的とした治療法(腫瘍微小環境の酸性化に着目し、それを中和することで腫瘍の成長や浸潤、治療抵抗性を抑えるアプローチ)において、抗腫瘍効果が見込める可能性があるとのこと。

この研究でもまた、酸性環境が癌の発達と密接に関連していることを踏まえ、重曹が酸性度を中和し癌の進行を抑えることができるとの見解を示しています。(※9)

がん治療として重炭酸ナトリウムを単独または他の抗がん療法と組み合わせて投与した研究の結果を要約し、臨床で重炭酸ナトリウムを安全かつ効果的に使用する方法について説明します。
(中略)
酸性腫瘍微小環境は癌の発達と非常に密接に関連しているため、この腫瘍の特徴を標的とした戦略は実用的な治療となる可能性があります。重炭酸ナトリウムを利用して酸性度を中和し、腫瘍pHを上昇させることで、癌細胞の進行を制御できる可能性があります。

※9 Does Baking Soda Function as a Magic Bullet for Patients With Cancer? A Mini Review(重曹はがん患者の特効薬となるか?ミニレビュー)

ただし、これらの仮説は研究段階であるため、立証するには大規模な臨床試験が不可欠です。

重曹クエン酸水に抗がん効果はある?

このようにいくつかの研究でも、重曹が酸性化した腫瘍微小環境を中和し、潜在的な抗がん効果を発揮する可能性に言及しています。

しかし、先述したようにこのような治療法は確立しておらず、動物実験や小規模な試験ではポジティブな結果が出ているものの、実用的な治療とは言えません。

身体のアルカリ化が癌の抑制に寄与するからといって、重曹の摂取が癌の治療に役立つと十分な証明がされているわけではないからです。

代替医療に頼るリスク

代替医療に頼るリスク

重曹クエン酸水においても、アルカリ食の健康効果や、抗がん作用を探る前臨床研究が一人歩きして、あたかも癌の特効薬のように謳われている場合が多々あります。

しかし根拠となる論文や専門家の書籍を読んでも、重曹やクエン酸が「癌を治す」とは書いておらず、将来的ながん治療に役立つ可能性がある、あるいはアルカリ性の食事が体内のpHバランスを整え健康に役立つと言及されているに過ぎません。

SNSやネットのブログなどでは、まだ効果や安全性が十分に立証されていない代替療法に頼り、標準治療を一切止めて食事療法のみを勧める極端な情報発信も散見されます。

多くの専門家や医師の方々が警鐘を鳴らしていますが、癌の標準治療は現時点での最も優れた治療であり、代替医療や民間療法はそのスタンダードな治療に代わって行うものではありません。

まずは標準的な治療を受けた上で、その補助として(信頼できる専門家や医師のアドバイスを元に)食事療法や民間療法を選択するべきでしょう。

ネット社会では専門家ではない人も簡単に情報を発信でき、「癌が治った」などというエクストリームな発言や記事がまたたく間に拡散されてしまいます。

インターネット上の癌治療情報における信頼性を調査した研究によると、「がん治療」や「がん治癒」の検索において信頼できる情報は、全体の10%〜17%に留まるとされています。(※10)

※10 Reliability of Cancer Treatment Information on the Internet: Observational Study

専門家や医師に相談する

代替医療や民間療法が全て紛いものということではないですが、ネットの情報を鵜呑みにして手当たり次第に時間やお金をかけるのは危険です。

代替医療や民間療法、食事療法などを試したい場合は、まずは主治医に相談しましょう。

主治医は患者の状態、診断や治療に関する情報を持っているので、患者さんにとって最も信頼できる情報源です。

また、がん相談支援センターなどの専門機関や、信頼できる専門家に相談するのも良いと思います。

参考:補完療法について検討していますか? – 厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業

まとめ

重曹クエン酸水における癌治療効果の真偽や治療効果の可能性について見てきました。

癌は現代医療をもってしてもまだまだ未知の領域が多い疾患です。

「これを食べれば治る」というような劇的な改善は、よほどの奇跡が起きない限り起きません。

もちろん、その中でも有効な治療法がある可能性もあるかと思いますが、非常に限られており過剰に期待することは大きなリスクを伴います。

バランスの良い食事の重要性

バランスの良い食事の重要性

重曹クエン酸水をはじめ、アルカリ性食品がさまざまな疾患を治癒するというイメージは強く、あらゆるネットメディアで流布されています。

確かに、肉や魚、白米などの穀物、清涼飲料水やアルコール類等々、酸性に偏った食事が生活習慣病の遠因となる可能性はあります。

実際に、さまざまな研究で、全粒穀物、野菜、果物などの食事を増やし、赤肉や加工肉、卵などの摂取を減らすと、2型糖尿病のリスクが大幅に変化する可能性が示唆されていますし(※11)、酸性度が高い食事を多く摂ると、2型糖尿病や、メタボリックシンドローム、肥満、高血圧などのリスクが増加することが報告されています。(※12-14)

※11 Food groups and risk of type 2 diabetes mellitus: a systematic review and meta-analysis of prospective studies
※12 Association of Dietary Acid Load with the Prevalence of Metabolic Syndrome among Participants in Baseline Survey of the Japan Multi-Institutional Collaborative Cohort Study
※13 Dietary acid load and risk of type 2 diabetes: the E3N-EPIC cohort study
※14 食事の酸塩基バランスと死亡との関連について

しかし人の体は元来、排出や代謝によって、酸性に偏った血液を弱アルカリ性に戻す調節機能が備わっています。

ですから、酸性の食事が疾患を引き起こす可能性を高めるからといって、特定の食事がダイレクトに酸性度の変化を引き起こし、体調に影響を及ぼすわけではありません。そもそも単一の食事による効果は持続性がないのです。

言うまでもなく重要なのは、食品を分け隔てなく、バランスの取れた食事をすることです。

栄養士さんのレシピや、厚生労働省の食事バランスガイドなどの資料を参考に、主食・主菜・副菜を組み合わせたバランスの良い食事が大切です。(※15)

※15 「食事バランスガイド」について – 厚生労働省

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この記事を書いた人:Marei Suyama
株式会社good umbrella代表。東京と岡山の山間部を行き来して生活しています。 持続可能な社会を作るため、また人々の健康のための役に立つ情報・tipsをご紹介します。有機食品・フェアトレード製品・健康生活用品、オーガニックコラムなど。
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