生まれたばかりの赤ちゃんはベビーベッドから出ることはありませんが、赤ちゃんの月齢が半年を過ぎると、驚くほど活発に動きまわるようになります。
目に入るもの全てが好奇心の対象である赤ちゃんは、部屋にある家具や玩具などを口に含み、ものの質感や温度などを確認し、それが何なのか認知してゆきます。
自分でどこでも動くようになった赤ちゃんはあらゆるものを口に運んでしまうので、どこの家にもある掃除用洗剤や漂白剤の誤飲はもちろんのこと、床や家具に使われる洗剤成分も心配ですね。
そこで今回は、一般的な掃除用洗剤の成分、界面活性剤のリスク等を検証し、赤ちゃんが口に入れても無害なナチュラル素材の掃除用洗剤をご紹介したいと思います。
健康に害のない洗浄剤 | ||||||||||
メーカー/製品名 | ||||||||||
ピッパースタンダード オーガニック床用洗浄剤 | アロマ・フレスコ セーフティフロアークリーナー | ecostore マルチクリーナースプレー | COCOPLUS マルチクリーナー | とれるNo.1 | 日本珪華化学工業 ハイホーム | シャボン玉 クエン酸 | シャボン玉 重曹 | 99.9洗浄スプレー | レック 水の激落ちくん | |
界面活性剤 | アルキルグルコシド | アルキルグリコシド | 植物性界面活性剤、メタケイ酸ナトリウム(洗浄剤) | 界面活性剤(10% 純石けん分) | 不使用 | 不使用 | 不使用 | 不使用 | 不使用 | 不使用 |
用途 | フローリング | フローリング | 床、壁、家具、窓ガラス、キッチン | フローリング、カーペット、キッチン、家電、家具、窓ガラス、自動車のボディ | 床、キッチン、トイレ、風呂、家電、家具、食器 | カーペット、風呂、トイレ、ガラス窓、家電、食器、衣類、 | 風呂、トイレ、キッチン用品 | フローリング、カーペット、ソファー、水回り、キッチン・キッチン用品 | 風呂、トイレ、キッチン用品、家電、家具、ペット用品 | フローリング、キッチン用品、家具、ペット用品 |
購入先 |
掃除用洗剤の分類
合成洗剤(床、家具、台所、トイレ、窓)
洗浄の主成分として、石けん以外の界面活性剤が30%以上使用しているものを「合成洗剤」と呼びます。(台所用は40%を超えるものに限る)
住宅用の合成洗剤は、「台所まわり用合成洗剤」「ガラス用合成洗剤」「浴室用合成洗剤」「トイレ用合成洗剤」「一般住宅・家具用合成洗剤」などに分類され、トイレや浴室のように洗剤を水で流せる場所と、家具や床などのように対象の材質が多様な場所とで含まれる成分も異なってきます。
洗浄剤(浴室、トイレ、排水パイプ)
洗浄剤は酸やアルカリ、または酸化剤の中和作用で汚れを落とします。
洗浄剤は一般的に合成洗剤よりも洗剤能力が強く、台所やトイレ、浴室をはじめ、排水パイプ用などの水回り用に使われます。
漂白剤(衣料、台所、住宅)
漂白剤も洗浄剤と同様に化学反応によって、シミ・油汚れなど対して「酸化作用」を発揮し、汚れや色素を分解します。
漂白剤はカビや殺菌類など有機物の分解に長けているため、殺菌作用を持っています。
一方で、無機物である泥汚れなどには化学反応が起きにくく効果はあまりありません。
漂白の仕方や、漂白成分によって分類され、「酸素系(酸化型)」「塩素系(酸化型)」「還元型」に分けられます。
ワックス(フローリング、家具)
住宅の掃除用に使用されるワックスの多くが「樹脂ワックス」と呼ばれるものです。
樹脂ワックスは、主に「アクリル樹脂」「ウレタン樹脂」などの合成樹脂からできています。
一般的にワックスは掃除で汚れを取った後に塗布しますが、ワックス効果のあるクリーナーなども販売されています。
研磨剤(トイレ・キッチン)
研磨剤はクレンザーとも呼ばれ、界面活性剤と、ケイ酸鉱物などの研磨剤成分を含んだ洗剤です。
その名の通り、物理的に汚れを削ぎ落とすため、焦げつきやトイレの尿石などの汚れに使用されます。
多くの場合汚れは酸性であるため、弱アルカリ性の界面活性剤によって中和作用を起こし、浮いた汚れを研磨剤によって除去します。
粉末タイプと液体・クリームタイプに大別され、研磨作用・洗浄作用・使用した材質への負担が異なるため、掃除用途によって使い分けます。
掃除用洗剤に含まれる成分と健康リスク
界面活性剤
界面活性剤とは?
界面活性剤とは、混じり合わない物質の境目(界面)に作用して、物質の性質を変化させる物質の総称です。
界面活性剤は、水に馴染む化学構造(親水性)と、油に馴染む化学構造(新油性)の両方を合わせ持つため、水と油のように本来混じり合わないものの間に浸透し、それらを混ぜ合わせることでさまざまな汚れを落とす働きをします。
そのような特性を利用して、石鹸をはじめ、医薬品、化粧品、食品など幅広く使われています。(マヨネーズやチョコレート、アイスクリームなど)
界面活性剤の健康リスク
界面活性剤の種類は多岐に渡り、人体に影響のない種類のものも数多くあります。
例えば、食品添加物として使われる乳化剤などは、大豆や卵黄に含まれるレシチンを原料とした界面活性剤で、人への影響はないとされています。
また、石鹸の原料である「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」も、水で希釈されると界面活性作用が失われるため、人体への安全性は高く、また環境への負荷も少ないと言われています。
しかし、合成洗剤で使われている石油系合成界面活性剤の原料は、PRTR制度(化学物質・排出・移動量届出制度)で定められた第一種指定化学物質に該当し、手荒れやかぶれの原因、また体内に浸透することで肝臓への負担から、肝臓障害を起こす危険性があるとされています。
また、別の化学物質と混ざり合うことで発がん性への懸念も示唆されています。
界面活性剤の環境負荷
合成界面活性剤は、河川や海に流れても分解されにくく、環境・動植物への影響が心配されています。
合成界面活性剤の中で主に使用されている直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)は、水1リットルあたり、0.2mgの濃度で魚の成長に有害事象を与え、さらに数mgで死滅してしまうことが分かっています。
一般家庭での洗剤に由来するLASの推定排出量(洗濯用・台所用)は、0.320~1.34g/人/日とされており、生物への有害事象を発生させないためには1000倍以上の希釈が必要ということになります。(家庭で1人が1日に使う水量は平均221リットル程度)
家庭用洗剤に配合している合成界面活性剤 |
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS) |
N.N-ジメチルドデシルアミン=N-オキシド(AO) |
ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(AE) |
ポリ(オキシエチレン)=オクチルフェニルエーテル(OPE) |
ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル(NPE) |
2-スルホヘキサデカン酸-1-メチルエステルナトリウム塩(MES) |
ポリ(オキシエチレン)=ドデシルエーテル硫酸エステル(AES) |
ドデシル硫酸ナトリウム(AS) |
ヘキサデシルトリメチルアンモニウム・クロリド |
※赤色の項目が特に毒性が強いとされるもの
ビルダー(洗浄助剤)
ビルダーとは、それ自体は界面活性のような作用を持ちませんが、洗剤に配合され、洗浄力を増強する物質です。
アルカリ緩衝、硬度成分除去(水軟化)、重金属イオンの封鎖(キレート)、ミセル増強、などがあり、1種類の物質で複数の作用をあわせ持っていることもあります。通常、洗剤には、それぞれの機能をもつ物質が2~3種類配合されています。
pH調整剤・アルカリ剤
pH調整剤は洗剤のpHを調整し安定化するためのものです。汚れの落ちやすい適性のpHに保つことで、洗浄能力の安定化を図ります。
掃除洗浄に使われるpH調整剤は、化学特性によって毒性を持つことがあります。
例えば、キッチンや浴場の排水管の詰まり・汚れ・臭い・雑菌を除去するクリーナーなどに使われる水酸化ナトリウム(NaOH)は、強アルカリ性で、皮膚や眼に対して非常に強い刺激性を持ちます。誤って飲み込むと消化器系に深刻な損傷を与える可能性もあります。
アルカリ剤は、洗浄液をアルカリ性に保ち、汚れを落としやすくする成分で、炭酸塩や珪酸塩等が含まれます。
主なpH調整剤:塩酸(HCl)、酢酸(CH3COOH)、クエン酸(C6H8O7)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、リン酸(H3PO4)
水軟化剤(硬度成分除去)
水軟化剤は、水中のカルシウムやマグネシウムなどの金属イオン(硬度成分)を取り込んで除去する作用を持ちます。
金属イオンは界面活性剤と結合し、界面活性剤の汚れを落とす能力を低下させるため、この水軟化作用によって硬度を下げ、洗浄力の低下を防ぎます。
水軟化剤は適切な使用においては健康リスクは低いとされていますが、アクリル酸を原料とするポリアクリル酸塩は、目、皮膚、気道に対しては腐食性を持ち、吸入により肺気腫を起こすこともあるので注意が必要です。
洗剤で使われる水軟化剤:アルミノケイ酸塩、ポリカルボン酸等
分散剤
分散剤は界面活性剤の一種で、洗浄の際に溶け出た汚れを水中に分散させ、再び洗濯物などに付着するのを防ぐ物質です。
洗剤の他、化粧品やリンクなどにも使われ、デンプンやゼラチンなども分散剤として使用されます。
ポリエチレングリコールなどの分散剤は低毒性で安全性が高いとされていますが、分解されるまでに時間がかかるため、環境放出への配慮が必要です。
洗剤で使われる分散剤:ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、アルコキシル化ポリエチレンイミン等
キレート剤(重金属イオン封鎖剤)
キレート剤は、キレーション療法(※)として医療でも使われ、金属イオンを挟み込むことで、金属イオンを封鎖し、界面活性剤の作用を向上させる成分です。
※キレーション療法:体内の重金属や化学物質などを排出する治療法
洗剤で使われるキレート剤:EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、クエン酸、ポリカルボン酸塩等
泡調整剤
泡を調整するための成分です。洗濯の際に過剰な泡立ちを抑えるなどの作用があります。
泡調整剤の成分であるシリコーンは、一般的には低毒性で、安全性が高いとされ、さまざまな製品に使われています。
ただし、分解されにくいため環境中の長期残留が懸念されています。
洗剤で使われる泡調整剤:シリコーン(ポリジメチルシロキサン)
溶剤
水で落ちない油性の汚れ(遊離脂肪酸・皮脂成分など)を溶解するための成分です。また油性のマジックなどを消す際にも使用できます。
主に油汚れ用洗浄剤、トイレ用・風呂用洗剤に使われます。
アルコール、シンナーやベンジンも溶剤です。
溶剤の主な成分である「グリコールエーテル」は、EO系とPO系に大別できますが、EO系の方が強い毒性を示します。
EO系グリコールエーテルは、油脂成分の溶解力に優れ、工業用から家庭用洗浄剤まで広く使われています。
グリコールエーテルは皮膚接触、または吸入によって、めまい、頭痛、呼吸抑制などの急性毒性を持っており、長期的には生殖毒性や骨髄抑制、脳症などの懸念があります。
洗剤で使われる溶剤:グリコールエーテル
安定化剤
液体洗剤の凍結や成分の分離を防ぐ成分です。
洗剤で使われる安定化剤:エチルアルコール、ブチルカルビトール、亜硫酸カリウム、グリコールエーテル類
洗剤に含まれるその他の成分
漂白剤
漂白剤は、「塩素系」「酸素系」「還元型」に分類され、住宅用で最もよく使われるのはハイター、キッチンハイターなどの「塩素系漂白剤」で、風呂場のかび除去等に使用します。
「酸素系漂白剤」はしみ抜きなど洗濯用としての用途が一般的です。
「塩素系漂白剤」に含まれる「次亜塩素酸ナトリウム」と酸性洗剤が混合すると有毒な塩素ガスが発生します。誤飲した場合、酸性の胃液と反応して、体内で有害な塩素ガスが発生する危険性があります。
また、漂白剤は強力なアルカリ性を持つため、希釈した液でも目、喉、皮膚を傷つける恐れがあります。
漂白活性化剤は、漂白剤と併用することで強力な漂白効果を発揮します。
洗剤で使われる漂白剤:過炭酸ナトリウム
洗剤で使われる漂白活性化剤:DOBA(デカノイルオキシ安息香酸)、TAED(テトラアセチルエチレンジアミン)
蛍光増白剤
蛍光増白剤は、衣服などを白くみせる効果を持つ成分で、洗濯用洗剤に使われます。
市販の多くの白い服は製造段階で蛍光増白剤が使われています。
黄ばんだシャツや分解された蛍光増白剤を補色補正する作用があります。
肌の弱い方やアレルギー体質の方には注意が必要です。皮膚や口に触れる製品の一部では使用が禁止されています。
幼児の衣服や、肌着などへの使用は避けた方が良いでしょう。
また、発がん性やアレルギーを引き起こす可能性が懸念されています。
洗剤で使われる蛍光増白剤:スチルベン系増白剤
酵素
酵素は、界面活性剤では除去できない汚れや、洋服の繊維の奥に入り込んだ皮脂や食べ物などを分解し、汚れを落としやすくする成分です。
具体的には、油汚れや、たんぱく質、綿繊維などの表面を分解し、界面活性剤では落ちにくい汚れを、水溶性の物質に変換し落としやすくします。
プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ
赤ちゃんにも安心、無害な掃除用洗剤
ここまで、家庭用洗剤や洗濯用洗剤に使われる成分について、その特徴と有害性を見てきました。
洗剤にはその効能を発揮するために様々な成分が配合されており、中には人体に影響のある成分も含まれていました。
ここからは、人体・環境への負荷が懸念されている石油系界面活性剤不使用のオーガニック掃除用洗剤をご紹介します。
ここで紹介する洗浄剤の多くにも、界面活性剤は使用されていますが、多くが「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」や「アルキルグルコシド」で、これらの界面活性剤は非イオン界面活性剤なので、皮膚刺激性や毒性が殆どない成分です。
ピッパースタンダード オーガニック床用洗浄剤
ピッパースタンダードは、皮膚アレルギーを持つ創業者が開発した洗浄剤メーカーです。
洗浄力を保持しつつ、極力化学物質を減らし、パイナップル発酵液を主成分としたナチュラルな洗浄剤です。
お子さんやペットのいる家庭のフローリング用に最適です。
また、希釈して使用するので、経済的にも優しいプロダクト。
原産国 | タイ |
成分 | 水(希釈剤)、発酵果実(洗浄剤)、クエン酸(pH調整剤)、アリキルポリグリコシド(界面活性剤)、カリウムラウロイルグリシネート(界面活性剤)、天然エッセンシャルオイル(香料)、カプリ酸ポリグリセリル-4(乳化剤)、キサンタンガム(増粘剤)、ポリアミノプロピルビグア二ド(保存剤)、ソルビン酸カリウム(保存料) |
用途 | フローリング、コンクリート、タイル、リノリウムなどの硬い床(たたみやカーペットには使えません。) |
アロマ・フレスコ セーフティフロアークリーナー(フロアー用洗剤)
アロマ・フレスコ(旧マーチソンヒューム)は、厳選された安心の植物原料で生産されたプロダクトメーカーです。
セーフティフロアークリーナーも植物由来の原料がブレンドされ、お子様やペットに優しい成分でできています。
塩素系原料、リン酸、漂白剤、アルコール類一切不使用で、再生プラスティックボトルが使われています。
また、動物実験なども行っていないメーカーです。
原産国 | 日本 |
成分 | 界面活性剤(1.7%アルキルグルコシド)、グレープフルーツ果皮油、ワイルドタイムエキス、セージエキス、ローズマリーエキス、シラカバエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス |
用途 | タイル床、大理石床などのフローリング |
ecostore マルチクリーナースプレー
Ecostoreは、ニュージーランドの「エコビレッジ」に暮らすマルコム&メラニー・ランズ夫妻によって設立された自然由来製品ブランドです。
彼らが自給自足の生活をする中で、「美しい自然の水と同じくらい、家庭から排出する水も綺麗にしたい」との思いから、洗剤を手作りし始めたことがecostoreの第一歩だそうです。
ecostoreの「製品は界面活性剤含め、全て植物・ミネラル由来の原材料を使用してます。
原産国 | ニュージーランド |
成分 | 界面活性剤(2%、アルキルグリコシド)、pH調整剤(クエン酸)、香料 |
用途 | 床、壁、家具、窓ガラス、キッチンなど |
COCOPLUS マルチクリーナー
ココプラスは、米海軍向けに開発され洗剤「スペースショット」をベースに作られており、トウモロコシ、ココナッツ油、石鹸など天然由来の成分のみで作られたマルチクリーナーです。
石油系界面活性剤、蛍光増白剤不使用です。生分解性が90%以上とされており、環境にも優しい洗剤です。
原産国 | 日本 |
成分 | モノプロピレングリコールメチルエーテル(クリーニング剤)、メタケイ酸ナトリウム(洗浄剤)、メチルエーテル、植物性界面活性剤、脂肪酸ナトリウム、トウモロコシ油、ココナッツ油、脂肪酸ココメチルエステル |
用途 | フローリング、カーペット、キッチン、家電、家具、窓ガラス、自動車のボディ、貴金属など |
※モノプロピレングリコールメチルエーテルは、比較的生分解性が高く、環境中で分解されやすいとされています。メタケイ酸ナトリウムは強いアルカリ性を持つため取り扱いに注意が必要です。
とれるNo.1
「とれるNo.1」は京都の池の水質浄化のための研究から生まれた天然素材のみで作られた洗剤です。
合成界面活性剤不使用で、成分は、有益微生物(納豆菌、麹菌など)、米ぬか、フスマのみです。
他の合成洗剤と洗浄作用機序とは異なり、微生物によって汚れを分解するので、排水した後も排水管から河川までも浄化し続けます。
化学物質不使用なので、手荒れや残留洗剤の心配もない100パーセントナチュラルな洗浄剤です、
原産国 | 日本 |
成分 | 有益微生物、米ぬか、フスマ |
用途 | キッチン、トイレ、風呂、家電、家具、床、食器など(無機物の汚れ(カビ、水垢、尿石など)には不適) |
日本珪華化学工業 ハイホーム
ハイホームは、天然珪華石(湯の花)にヤシ油使用の高品質石鹸を配合したクレンザー(研磨剤)です。
石油系の合成界面活性剤をはじめ、リン酸塩、蛍光剤、着色料、脱色剤、香料など不使用で、皮膚の手荒れにも優しく、環境にも配慮したナチュラル製品です。
まな板や換気扇などの油汚れや黄ばみ、黒ずみ、水垢の除去、金属磨きやガラス磨きやに最適です。
原産国 | 日本 |
成分 | 研磨材(50% けい酸系鉱物)、界面活性剤(10% 純石けん分) |
用途 | 家電、食器、ガラス窓、衣類、カーペット、浴槽、トイレなど(漆器、革製品、紙製品などには不適用) |
シャボン玉 クエン酸
クエン酸は弱酸性の性質を持つため、キッチン、排水溝などの水垢や、トイレの汚れ(尿石)などアルカリ性の汚れを分解する働きがあります。
クエン酸は、柑橘類や梅干しなどにも含まれる無味無臭の天然成分なので、人体への影響はなく、環境にも無害な洗浄剤とされています。
ただし、アルミ・銅製品や、傷む素材の製品(ニス塗りや、大理石、錆びやすいもの)には使用できません。
また、塩素系の洗浄剤製品と併用すると有毒なガスが出て危険です。(まぜるな危険)
原産国 | 日本 |
成分 | クエン酸 |
用途 | 水アカ汚れ、石けんカス(洗濯・排水口・蛇口など)、アンモニア汚れ(トイレの黄ばみ)、掃除やお手入れ(電気ポットや加湿空気清浄機など) |
シャボン玉 重曹
重曹は、正式名称を「炭酸水素ナトリウム」と言い、「重炭酸」「ベーキングパウダー」と呼ばれる医療用、食用の重曹もあります。
重曹は弱アルカリ性の性質を持つため、酸性の汚れ(油汚れや、皮脂の汚れなど、たんぱく質の汚れ)を落とすのに効果的です。
重曹はスイーツなど食品にも使われる物質なので、人体や環境に対して無害です。(※ただし掃除用重曹は食品の衛生管理規制と異なるため、食用の重曹として使用はしないようにしましょう。)
幅広い素材や場所の洗浄に使える重曹ですが、クエン酸と同様に、表面が傷つきやすいものや、大理石、アルミ・銅などの金属、木製の家具などには使えません。
原産国 | 日本 |
成分 | 重曹 |
用途 | キッチン・キッチン用品(その他、ガス・IHコンロ、冷蔵庫、グリル)、排水溝、水回り(風呂場・洗面所・トイレ)、ソファー、カーペット、フローリング |
99.9洗浄スプレー
99.9洗浄剤は、天然ミネラル、純水(精製水)、植物抽出液のみで作られたナチュラルな洗浄剤です。
また、天然のミネラルは浄化作用があるため消臭・除菌効果を持っています。
合成界面活性剤と異なり、汚れを分解して流すため、手荒れの心配もなく環境にも優しい洗浄液です。
原産国 | 日本 |
成分 | 純水、植物抽出ミネラル、鉱物抽出ミネラル |
用途 | 冷蔵庫、食器棚、電子レンジなどの調理家、窓ガラス、机や椅子などの家具、キッチン・お風呂・トイレなどの水回り、玩具やペット用品 |
レック 水の激落ちくん
水の激落ちくんは、アルカリ電化水のみで出来た無色無臭のクリーナーです。
水拭きでは取り除き難い、手垢汚れ・皮脂の汚れなどをアルカリイオンによって汚れを浮かせて落とします。
界面活性剤不使用なので、食品を扱うキッチンや赤ちゃん用品、ペット用品などにも使えます。
また、手荒れや排水による環境汚染も心配要りません。
原産国 | 日本 |
成分 | アルカリ電解水 |
用途 | ガスコンロ、冷蔵庫、電子レンジなどのキッチン周り、家具、フローリング、おもちゃ、ペット用品 |