酵素玄米とは、玄米と小豆に塩を加え圧力鍋で炊いた後、保温ジャーなどで3、4日程寝かせ、発酵させた玄米です。
玄米を熟成させるため、普通に炊いた玄米よりも柔らかく、もちもちした食感でびっくりするくらい美味しい。
発酵することで栄養価も高く腸内環境の改善や、免疫力向上の効果を得られます。
元来、酵素玄米というと「長岡式酵素玄米」が有名で、医師の岡勝弥先生が宗教家高橋信次の指導を仰ぎ研究され、炊き方は専門の講習会で詳伝されます。
長岡式酵素玄米の作り方
ただ、長岡式酵素玄米をきちんとレシピ通りに作るとなると、一升(10合)用の圧力鍋や、業務用ジャーを用意しなくてはなりません。
さらに炊く時間や火加減など非常に手間がかかるばかりか、10合もの玄米を一度で炊くので材料の準備も大変です。
なので今回は、自宅用の炊飯器を使って酵素玄米を作ってみました。
この記事でわかること
酵素玄米の作り方(炊飯器バージョン)
酵素玄米の材料
玄米 3合(450g)
小豆 27g〜30g
自然塩 (焼き塩4g〜5g/小さじ1)
材料は、玄米、小豆と、天然塩です。水道水はカルキを含んでいるので浄水されたものを使います。
材料を洗う
ボウルに玄米と小豆を入れ、泡立て器でゴミをすすぎ洗いしましょう。
※ボウルにザルを重ねるとすすぎ洗いしやすいです。
水面に、もみ殻や汚れが浮いてくるのですすぎます。かき混ぜていると水が濁ってくるので水を流し、2〜3回ほど繰り返してください。
水からあげて、よく切ります。
よくかき混ぜる
洗った玄米と小豆に塩(小さじ1)を加えて炊飯器に入れましょう。さらに炊飯器の玄米の水量に合わせ水を入れます。
泡立て器で2~3分よくかき混ぜましょう。
※水が濁って、玄米の粒がうっすら見えるくらいまで撹拌しましょう。
玄米を浸水
今回は圧力鍋を使わないので、しっかり一晩浸水させて玄米に水分を吸い込ませます。(おおよそ10時間程度の浸水)
炊飯器の玄米モードで炊く
通常の炊飯器であれば40分〜1時間程で炊き上がると思います。
蒸らす
炊飯器の蓋は開けずに、そのまま30分ほど蒸らします。(一次発酵)
しゃもじで天地をひっくり返すようにかき混ぜて出来上がり!
炊いた玄米を寝かせて熟成
炊き上がった玄米を3〜4日かけて熟成させます。
炊飯器は保温状態で一日一回切り返して混ぜ、空気を入れます。
3〜4日経つと炊いた玄米が発酵が進み、栄養価も上昇します。
ちなみに保温機能にかかる電気代は、1時間で0.5円から0.6円ほどです。(一般的な炊飯器の上限電気代規定)
なので、4日間フル稼働で保温を続けても、およそ48円〜58円になります。